著者は、P&G出身で、かつて日本マクドナルドのマーケティング本部長を務めた方です。 本書では、Twitterで炎上した老舗洋食店「キャロット」の跡取り息子祐介が、「悪評をどうにかしたい」「店に客を呼び戻したい」「そして売上をアップさせたい」との思いでふらっと立ち寄った「Bar夜光虫」で、カリスママーケター「ヒカルさん」のレッスンを受けるというストーリー。 「期限切れ鶏肉使用問題」で信頼が揺らいでいたマクドナルドを、氏がどうやって再生したのか、その赤裸々なストーリーが語られています。 オビに「超基礎10割のマーケティング術」とあるように、奇をてらった内容ではありませんが、マーケティングの王道の考え方を、著者がどのようにヒットキャンペーン、売上増につなげていったか、そのプロセスが垣間見れるのが楽しいです。 大変面白かったです。一度読んでみてください。