どんな場面でも、「冷静な立ち位置」の人が必要です。 例えば企業の企画であれば、プロデューサーといった統率役がいますが、 こういう役回りの人の一番の役割は、「冷静な判断ができるようにしておく」ことです。 現場が「これをやりたい!」「こうやるべきだ!」と熱い要望で湧き上がっている時に、「予算内でね」「それはお客さんは求めてないよ」と、一人だけ冷静な判断をするわけです。 例えば全員が白熱している会議中とか、全員がしんみりと悲しんでいる葬儀中なんかでも、 誰かは冷静になっておかないと、収集がつかなくなった時に立て直せません。 葬儀会社がビジネスとして成立しているのは、「遺族が悲しんでいる中でも、冷静に葬儀を進められる」という役目を担っているからとも言えます。 不動産仲介がビジネスとして成立するのも、客観的に冷静な視点が必要だからです。