いろいろなビジネス書に、「部下をどう褒めるべきか」「どう叱るべきか」といった、社内の上下関係の
コミュニケーション改善のノウハウが出てきます。
私は、ミスについて、独特の考え方を持っています。それは、「ミスの捉え方」です。
ミスをする、間違いをする、と聞くと、絶対に許されないこと、というイメージがあります。確かに、小さなミスがどれだけの人に迷惑をかけるのか、といったことを考えると、ミスは確かにあってはならないことのように思います。
私は、捉え方が大事と思っております。「ミスは正解に近い」ということです。
例えば、数字を1ケタ間違ってしまった。それは会計的にはものすごく大問題なのですが、「じゃあ、ケタを間違わなければ正解だったね」ということになります。
ミスや間違いというのは、正解や成功と正反対の位置にあるのではなく、実はものすごく近い位置にあると考えられるわけです。
もちろん、ミスするよりミスしないほうがいい。
ミスしたことを咎めるのではなくて、ミスしたことが成長に寄与したことを分からせる人こそ、社員を育成する素質を持っています。そんな素質を磨くために、「ミスの捉え方」をよく考えてみるといいでしょう。
ただ、やっぱり不動産業は、ミスは命取りですが。。。ミスを自己反省して、動けば先に希望が待っているはずです。。