先日、ニュースでホセ・ムヒカ氏が取り上げてありました。
ホセ・ムヒカ氏は、2010年3月1日に第40代ウルグアイ大統領に就任、2012年にリオ・デ・ジャネイロで開催された国連会議のスピーチが感動を呼び、一躍、時の人となった人物です。
古い愛車のビートルに乗り、生活費は月に1000ドル程度。大統領らしからぬ質素な暮らしぶりで知られるムヒカ氏が、現代人に投げかける疑問、資本主義の矛盾点…。
名言として、昔の賢明な人々、エピクロス、セネカやマイアラ民族までこんなことを言っています。「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ自由なのです。
人生はもらうだけでは駄目なのです。まずは自分の何かをあげる
こと。どんなにボロクソな状態でも、必ず自分より悲惨な状態の人に何かをあげられます。
私は、持っているもので贅沢に暮らすことができます。
ムヒカ氏の言葉は、物質主義からわれわれを解放し、人生で本当に大切なものと向き合わせてくれます。
お金の本質を忘れてお金を追うのではなく、あくまで大切なものと向き合いつつ、お金を稼ぐ。
難しいですが、本質を付いております。
きれいごとと捉えるか、差し迫っている大問題と捉えるかは、自分次第です。考えさせられる内容でした。