多くの不動産中小企業で失敗しがちなのは、「同業の大手をお手本にする」ということかもしれません。 大手の手法を真似ようとするのだが、大手には大手だからできることがあって、それに気がつかないままに真似てしまうと、大きな損失を被ることになる。 例えば、大手が広告宣伝に力を入れていて、自社はその大手に比べると100分の1の規模だからと、同じような広告宣伝を100分の1の予算でやっても、効果は100分の1すら出ない。 それも分からずに、背伸びして80分の1とか多めに出して、無駄金に終わってしまう。 同業の大手のやっていることと同じことに、追随者が軽々しく手を出すべきではないのだ。 そもそも今は、どこも本業以外に不動産収益物件を所有しています。 そういう別の部分でリソースを作っている会社は、自分と同じ土俵にいても全く別物である。 自分は力士で相撲をしているつもりだから、土俵にいるものは力士だろうと思い込むのは良くない。 相手は力士の自分と同じ土俵に立っているけれどパワーショベルのような重機だったりしたら、 それはもう相撲ではないのだから、同じ戦い方をしては勝てないのだ。 同じ手法をそっくり真似ようとしても、無理が来てしまうのだ。 同業者と比べるのはあまり意味がないということを意識するべきである。 中小が大手の真似をしても、弱者が強者の真似をしても、合わないのである。 真似るヒントは、むしろ他業界にある。他業界を真似してたら、自分の業界で唯一だった、というほうがはるかに強い。一言にマネと言っても本質を誤ると大変なことになる。
最近読んだ本の内容からの話。 『実力も運のうち』というタイトルから予想できるように、著者は、成功が含む運や偶然の要素を指摘し、報酬が社会への貢献を正しく反映していないことを論じています。 また、能力主義がもたらすエリートの傲慢と、恵まれない人々の自信喪失の問題にも触れており、なぜわれわれの社会が分断され、力を失っているのか、その理由を見事に言い当てています。 「賢い人々」によって運営されているはずの政治・経済が、実際にはこの40年間、上層の人々以外を豊かにしてこなかった現実を厳しく追及し、その原因を徹底的に分析しています。 <能力主義の理想は不平等の解決ではない。不平等の正当化なのだ> 著者は、本書のなかで、格差を固定し、偏見を生む学歴偏重主義を批判し、代わって、「実践知」や「共通善」を軸にした社会の再構築と、教育の改革を提唱しています。 政治・経済・教育に関わる人は、ぜひ読んでおくといいと思います。 優れた統治のために必要なのは、実践知と市民的美徳、つまり共通善について熟考し、それを効率よく推進する能力である。ところが、現代のほとんどの大学では──最高の評価を受けている大学でさえ──これらのいずれの能力も十分に養成されているとは言いがたい 知名度では劣る公立総合大学と州立大学の一部で社会的移動率が高いことを、チェティらのチームが確認している。それらの大学は低所得の学生にも入りやすいと共に、彼らの上昇移動をうまく助けてもいる。たとえば、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校と、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校では、学生の一〇%近くが最下層から最上層へと上昇できている。社会的移動率はアイビーリーグ各校や最難関公立大学のおよそ五 倍だ。労働に敬意を払おうとするなら、まず、労働に従事するための準備となるさまざまな学びと訓練について、真剣に考えることから始めなくてはならない。つまり、公的な高等教育から手を引く流れを逆転させ、技術・職業教育の軽視を改め、資金と威信において四年制大学とそれ以外の中等教育後の教育現場を厳然と隔てる壁を壊すのだ 貢献的正義の理論が教えるのは、われわれが人間として最も充実するのは共通善に貢献し、その貢献によって同胞である市民から評価されるときだということだ。 また、共通善を尊重することを知る方法でもある 「神の恩寵か、出自の偶然か、運命の神秘がなかったら、私もああなっていた」。 そのような謙虚さが、われわれを分断する冷酷な成功の倫理から引き返すきっかけとなる。能力の専制を超えて、怨嗟の少ない、より寛容な公共生活へ向かわせてくれるのだ アメリカを含め、現在の先進国が陥っている格差と分断の原因をズバリ指摘しており、リーダー、教育関係者は必読の思想書だと思いました。
最近読んだ本の内容からの話。 1981年に母校の東京朝鮮高校の社会科教員となり6年後からサッカー部監督に就任した李済華氏は、 國學院久我山高校のコーチとなり、同校の監督となった。 國學院久我山高校は都内屈指の進学校だが、強豪校へと生まれ変わった。 李済華監督が國學院久我山で教えるようになっていきなり強くなっていった理由の一つが、イタリアのACミランのゾーンプレスなど、世界のプロの最先端の戦術を取り入れたことだった。 サッカーは全て世界基準だと考えて、日本の高校の競合チームを真似しようとか、有名な高校サッカーの監督さんの言うことを踏襲しよう、といったことは考えたことがなかった。 マネをするなら、その時世界で一番強いチームでしょ、ということを基準にしていたのである。 同じ高校サッカーの他の強いチームをモデルにせず、世界のプロたちの最先端のゲームばかりを見て、 世界基準のチームで共有化を図るのだ。 いきなり部活の指導者になると、何をやっていいか分からない新人監督が多いが、目標とするモデルがあるとチームをイメージしやすくなる。 高校生でも中学生でも、レベルが高すぎることはなく、子どもたちはイメージさえきちんと共有できていれば 理解して順応してくれて、自然と高いレベルに上がっていこうとして、成長も早いのだ。 成功したいと思ったら、成功例を参考にする、 先駆者をベンチマークする「マネ」は大事だ。しかし、マネは良いがマネする対象をどこに置くかで、 それが成功となるか失敗となるかは変わってくる。 多くの人が「身近なもの」をマネしてしまいます。同じ業界の上位とか、同じ地域の大物といった、自分たちに見える範囲の上位者を見るのです。 しかし、同じようにマネして頑張る人たちの中で、手の届く範囲の中のものをマネしている人より、世界のトップレベルのマネをしている人たちのほうが圧倒的に成長していくのは明らかです。 世界の一流、世界の最高水準のものを見る癖をつけ、それをみんなで意識するほうが、頭も使い、目指すところも高く、成長が早いのです。 身近なところをベンチマークしない、というのはベンチマークの鉄則中の鉄則なのです。
弊社のお客様の中でも、投資用物件を購入される方がいらっしゃいますが、私は必ずお客様のポートフォリオを聞くようにしております。私の見解としては、不動産だけに偏りすぎることは、よくないという持論があるからです。 買うべき買わないべきは、個人の状況によって異なる為、必ず買うべきとは言い切れませんが、判断を間違えなければ、不動産投資は長期的には、ものすごいキャッシュマシーンになります。 弊社は、資産形成の相談等も行っているため、何なりと申しつけください。
最近読んだ本の中からの面白かった、言葉です。 誰もが、「仕事」という表現手段を持っている仕事で自分を出すことができるようになれば、モヤモヤしなくなる。 「とにかくステージに立とう」「どうしたらできるようになるか、じゃなくて、とにかく自分の中にあるものを出してみよう」 いつまでも何もできず、人に聞いてばかりだと相手にされなくなる。もっと教えてもらうためには、自分にできることで貢献しなければならない。あなたは自分の中にばかり目を向けていないだろうか? 自分のやりたいこと、 自分にできること……それはもちろん考えていいけれど、まわりにも目を向けてみよう。困っている人を見つけたら、種をまくチャンスだ。 やはり、動けば必ず感情が動きます。目の前の景色をい変えるのは、自分次第ですね。
お客様と打ち合わせの最中の雑談にて、 「勝って兜の緒を締めよ」が大事だよと話がでてきました。 「うまくいった」ということでも、後から覆されて失敗になることは、ビジネスの世界でも多々あります。 そしてその多くが、「成功したものと油断していたことによるうっかり」であることが多いです。 成功がそのまま急転直下になるわけだから、成功しなかった時よりも大打撃を受けてしまうということもあります。 宝くじで大金を当てた人が破滅しやすいのも、やらなくていい投資話に乗ってしまったり以前だったら慎重になっていた浪費をしたりして成功にあぐらをかいてしまうから。 成功している時に、やってはいけないこと。 うまくいっている時に、気をつけなければならないこと。 それはとても強く意識しておかなければなりませんが、一人の乱行で全部が台無しになることがありますから、経営者やリーダーだけでなく、チーム全員がその意識を持たなければなりません。 自社では、成功した後やうまくいっている時にどのような意識を持つべきなのか、という指導の仕組みができているでしょうか。 まぁ、まずは目の前の目標を達成することが先なんですが..
弊社保有の愛西市のサンハウスアサノが1年ぶりに空室がでました。 以前は、すぐに成約しましたので、ご興味がある方は、是非ともお問い合わせください。 3階の角部屋で、風も通り、言い物件です。
今年は、コロナウィルスもあって、花見は自粛しておりますが、事務所の近くは、満開に近づいております。 いつもは、気にせずに桜を見ることができるのですが、今年はなかなかいつもと違う様子です。 ただ、桜は毎年同じ時期に咲きますが、今年はいつもと違う状況です。早く収まってほしいものです。 そういえば、去年も同じ事を言っていた気がします。
大府エリアにて、3月中旬に物流倉庫の内覧会を実施予定です。 既に弊社とお取引のあるお客様には、連悪済みですが、参加希望の方はご連絡ください。 こんな時期のため、参加者の数を絞らさせていただきます。
北名古屋市にて、倉庫物件が出てきました。 いずれは、400坪使用可能です。 弊社は、事業用不動産を全般扱っております。 何なりとご相談ください。